〜怪盗紳士VS最後の暗殺者〜

-----はじめに-----

ゲームの第三章の後日談的な話です。
今回は、1話だけのあっさりした話です。

例によって、ありえないカードバトルが繰り広げられます。

 

●第0ターン●
悪魔王「ま、まさか……瞬殺だと!?」
???「フハハハッ、弱すぎるぞ!
    ……ここは、何て無防備なんだ?」

国王陛下「――何者ですか!? 」
最後の暗殺者「あえて名乗るとするならば、暗殺者Z――
    ――闇の暗殺者団、最後にして最強の刺客だ!」
国王陛下「――――!」
最後の暗殺者「その命、もらったぞ!」
国王陛下「負けるつもりはありません!!」

怪盗紳士「――少しお待ちください!」
国王陛下「――――!」
怪盗紳士「そのバトル、我輩が頂こう!」
最後の暗殺者「もう遅い!
    だが、どうしても代わりに戦うというのなら……
    ……陛下のライフをかけて戦ってもらおう!!」
怪盗紳士「なっ…………」
国王陛下「分かりました、私の命を預けます」

最後の暗殺者「話はついたようだな……
    ……では、どちらから始めようか?」
怪盗紳士「くだらない魔法カードで、陛下の玉体に傷をつけさせるつもりはない!
    先攻を頂こう!!」

ターン0(バトル開始前)
最後の暗殺者
LP:4000/☆1

・火炎槍、魔法破壊、転送装置、先駆け円盤

 
 
 
 
 
 
 
 
・手札交換#1、働き者の妖精、早すぎ.、追加SP
怪盗紳士
LP:4000/☆1
 

 

●第1ターン●
怪盗紳士「我輩のターン!
   カードを1枚引き……
   ……[働き者の妖精(0550)](300/300)を召喚し、その特殊性能を発動!
   自身を破壊し、お互いにカードを二枚引く!!」
最後の暗殺者「…………」
怪盗紳士「そして、魔法[早すぎた復活(0183)]を使用――
   ――先程の[働き者の妖精]を再生召喚し、その特殊性能を発動する!」
最後の暗殺者「ありがとうよ!」

国王陛下「(バトルにおいて、引札を多くして、手札を充実させることは重要なポイントですね)」

怪盗紳士「さらに、魔法[天空から降る御札(0192)]により、お互いにカードを一枚引く!」
最後の暗殺者「おいおい、もうカードは十分だって……
   ……さっさと片付けてやるから、ターンエンドしなよ!」
怪盗紳士「ここで、魔法[魔法の巻物(0173)]により、捨山にある魔法一枚をランダムに手札に加える!
   今手札に――」
最後の暗殺者「[早すぎ.]の再使用で、壁役ユニットの確保か?
   だが、ユニットを召喚しようが、[.聖域]を使おうが、無駄なことだ!」

国王陛下「(相手の手札には、後攻瞬殺が完成しているのですか!?)」

怪盗紳士「今手札に加えた魔法[天空から降る御札]により、お互いにカードを一枚引く!」
最後の暗殺者「最後の足掻き……か」
怪盗紳士「……魔法[手札交換(0194)]を使用する!!
   お互いの手札を全て排除し、排除した数だけカードを引く――
   我輩は、六枚のカードを引く
   さあ、カードを捨ててもらいましょうか」
最後の暗殺者「ちっ、何てコトだ!」

国王陛下「(巧い戦術ですが、相手の手札は10枚……)」

最後の暗殺者「………………!?
   ――2000オーバーの攻撃力、それに追撃!、また瞬殺だぜ!」

国王陛下「(……10枚もカードがあれば、やはり瞬殺が可能になりますね)」

怪盗紳士「だが、そいつも捨ててもらいましょう!」
最後の暗殺者「――――!」
怪盗紳士「……再び、魔法[手札交換(0194)]を使用する!!
   魔法効果は、分かっていますね?」
最後の暗殺者「くっ、何てコトだ……
   ……山札も、あと2枚――!?」
怪盗紳士「気づいたところで、何もできません!
   魔法[天使の分け前(0193)]により、山札からその二枚のカードを計算上減らします!!」
最後の暗殺者「――ついに、山札がなくなっちまったぜ……
   ……だが、忘れてないか?
   手札が10枚のとき、カードを引くことができないってコトをな!」

国王陛下「(バトルにおいて、山札がなくなってもすぐに敗北するわけではない……
   ……山札がなくなり、引札ができなくなった時点で、敗北することになる
   つまり、このままだと、ヤツは次のターンを行なうことができ、そして、おそらく――)」

最後の暗殺者「――早く、ターンエンドしな!
   ぶっ殺してヤルからよ!!」

国王陛下「(――またしても、瞬殺手札が揃っているのですか!)」

怪盗紳士「では、早く決着を着けることにしましょう!
   魔法[追加召喚陣(0211)]により、もう一度追加召喚を行ないます」
最後の暗殺者「――――――!!」
怪盗紳士「[御節介な奉仕者(o087)](100/100)を召喚し、その特殊性能を発動!
   互いに全ての手札を排除します!!」
最後の暗殺者「な、なんだとっ――――!」
怪盗紳士「ターン終了です」

ターン1(終了時)
最後の暗殺者
LP:4000/☆1
・なし
 
 
 

 
 
 
・なし
怪盗紳士
LP:4000/☆1
 

 

 

●第2ターン●
最後の暗殺者「た、ターンを始める――
   ――ない、ない、ない!
   か、カードがどこにもないっ!!
   ぐはっぁぁぁ〜〜〜!!!! 」

国王陛下「見事なバトルでした!」

 

 

 

-----あとがき-----

山札破壊勝利です。
複雑な手順を考えるのが面倒だったので、
10枚の手札を2回交換させ、山札2枚を減らし、手札を排除しました。

ところで、[御節介な奉仕者(o087)]、シリーズ的に怪盗紳士が使うのはおかしいですねー
これと同じSPを持ったユニットがどこかにあったと思うのですが……

 

以下、このバトルでの最後の暗殺者の後攻瞬殺パターンです。

     初めの10枚…黄金神の儀式(0546)、火炎槍(1172)
     次の10枚…闇に生きる暗殺者集団(0366)、最終強化錠Z(0522)、追撃(0217)
     最後の10枚…三つ首(0061)、SP化(0509)、渾身(0223)、業火(0184)