東洞院通(ひがしのとういんどおり)は、
京都市にある南北の通りです。
洞院とは、上皇や法皇の御所のことです。
そして、片輪車(かたわぐるま)は、妖怪であり、
その姿は鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」などに描かれています。
「諸国百物語」に、以下のような話があります。
昔、京都の東洞院通に、片輪車が現れた。
人々は、これを恐れ、日が暮れると通りに出なかった。
しかし、ある人の女房は、片輪車を見たいと思い、
格子の隙間から覗いていた...
すると、彼女の子供の片足が引き裂かれ、失われてしまった。
いくら嘆いても取り返しのつかないことだ。
といった話です。
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2017年9月、京都に行きました。
東洞院通と五条通の交差点です。
東洞院通です。
片輪車は、この通りを
南から北へ通って行ったのですねー