羅刹谷(らせつこく)は、かつて京都にあった地名です。
拾遺都名所図会によると、
羅刹谷は、東福寺と泉涌寺の間の谷であり、
元亨釈書延暦寺源心伝に登場する、
とあります(巻之二)。
そこで、元亨釈書を見ると、以下のような話があります。
僧の源心は、法性寺の背後の山中に入ったあたりで、
羅刹女に遭遇し、彼女が鬼たちに喰われるのを目撃する、
といった話です(巻第九)。
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2018年1月、京都市東山区に行きました。
まずは、法性寺(ほっしょうじ)です。
当時の法性寺の境内は、とても広く、
写真の任天堂や東福寺も境内地だったようです。
続いて、羅刹谷があったとされる場所に向かい、
泉涌寺まで歩きました。
羅刹谷の正確な場所は分かりませんが、
高低差のある道が多かったですねー