〜醍醐寺の藤戸石〜

 

藤戸石は、京都の醍醐寺三宝院庭園にある名石です。

義満や秀吉などが所有していたことから、
「天下を治める者が所有する石」として知られています。

 

藤戸は、岡山県倉敷市にあった海域の名前です。

昔、藤戸の戦いにおいて、源氏方の佐々木盛綱は、
この藤戸石を浅瀬の目印として、
馬で海を渡り、武勲を上げました(「平家物語 巻第十」)。

 

倉敷市粒江には、
藤戸石があったとされる浮州岩跡が残されています。

なお、浅瀬の存在を盛綱に教えた漁師は、
口封じのために殺されています。
この漁師の悲劇は、謡曲「藤戸」として、
今に伝わっています。

 

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2018年5月、醍醐寺に行きました。

醍醐寺三宝院の唐門(国宝)です。

 

庭園です。

藤戸石の他にも、
見どころの多い庭園ですねー

 

 

 

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