京都にある神泉苑は、現在では真言宗のお寺であるが、
元々は平安京遷都の際に造られた庭園である。
(淳和)天皇の御世に旱魃があり、神泉苑で空海に請雨経の法を行わせた。
大師は、天竺から善如龍王(善女竜王)を呼び寄せ、雨を降らせた。
それ以後、旱魃があるときは、
神泉苑でこの法を修すれば必ず雨が降るという(「今昔物語集(14-41)」)。
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2013年10月、神泉苑に行きました。
この日は雨でしたね。
善女竜王社です。

池は法成就池、橋は法成橋です。
ところで、この雨乞いの時、
空海(東寺)と守敏(西寺)が法力を競ったと、いう伝承があります。
物語的には、こちらの方が面白い気がします...