京都、北野の東向観音寺に土蜘蛛灯籠と呼ばれる、
石灯籠の火袋がある。
そもそも、土蜘蛛は、
大和朝廷に征服された先住民族であり、
その怨念が巨大な蜘蛛に変化し、
祟るとされたものである。
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土蜘蛛灯籠は、
土蜘蛛がひそんでいたとされる古塚(「都名所図会(清和院 蜘蛛塚)」)から
掘り出されたものである。
ある人がこれを庭に置いていたところ、家運が傾いてきた。
これは、土蜘蛛の祟りであろうと、
東向観音寺に奉納されたのである...
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2013年7月、東向観音寺に行きました。
北野天満宮の西隣に位置します。

土蜘蛛灯籠です。